初心者がやってしまうダメな買い方・売り方とは?
投資は将来のためにお金を増やす手段のひとつです。でも、最初からうまくいく人は多くありません。特に初心者のうちは、買い方や売り方で失敗しがちです。
ここでは「初心者がやってしまいがちなダメな買い方・売り方」を紹介しながら、なぜダメなのか、どうすればいいのかをわかりやすく解説していきます。
高値づかみしてしまう
多くの初心者が「話題になっているから」「みんなが買っているから」という理由で株や仮想通貨を買ってしまいます。しかし、そのときはすでに価格が高くなっていることが多いです。
ダメな例
値上がりしているからといって、すぐに買うのは危険です。「もっと上がるかも」と思ったときこそ冷静になりましょう。
感情で売買してしまう
投資は感情との戦いです。「怖いから売る」「上がりそうだから買う」など、感情で動いてしまうと判断を間違いやすくなります。
よくあるパターン
-
少し値下がりしただけでパニック売り
-
一時的に上がったのを見てすぐ買い
投資では短期的な変動に振り回されず、自分で決めたルールを守ることが大切です。
一度に全額を投資してしまう
初心者にありがちな失敗が「一気にすべてのお金を使ってしまう」ことです。タイミングが悪いと、大きく損をする可能性があります。
良くない例
-
10万円あるうち、10万円すべてを一度に投資
-
買った直後に価格が下がる
-
資金が尽きて何もできない
正しいやり方
少しずつ時間を分けて買う「ドルコスト平均法」がおすすめです。
利益が出てもすぐ売ってしまう
利益が出ると「今のうちに売らないと損しそう」と思ってすぐ売ってしまいがちです。しかし、本当はもっと伸びる可能性もあります。
たとえば10%上がったときに売ってしまうと、その後に30%上がったときの利益を逃してしまいます。
もちろん欲張りすぎも良くありませんが、「自分はどこまで利益を狙うのか」という目安を持っておくことが大切です。
損しているのに売れない
損している状態で「いつか戻るかもしれない」と思い続けてしまうのも危険です。こういった心理を「塩漬け」といいます。
例
-
株を1000円で買った
-
現在800円
-
「戻るまで待とう」と思い続けて3年…
この間にほかの良い銘柄を買うチャンスを逃しているかもしれません。
損切り(そんぎり)という考え方を知っておきましょう。ある程度下がったら、あえて損を確定して、次に進む勇気も必要です。
情報を信じすぎてしまう
ネットやSNSにはたくさんの投資情報がありますが、その中には間違っている情報や、だれかの思惑が入っているものもあります。
「有名な人が言っていたから」と信じて買ったら、すぐに下がったという話もよく聞きます。情報は参考にする程度にとどめ、自分で調べて判断する力が大切です。
まとめとアドバイス
初心者が失敗する原因の多くは「感情的な判断」や「準備不足」です。以下のような点を意識してみましょう。
投資で失敗しないためのポイント
-
話題に流されず、価格の動きを冷静に見る
-
一気に買わず、少しずつ投資する
-
自分のルールを決めて守る
-
利益や損失に一喜一憂しすぎない
-
情報をうのみにせず、自分で考える
投資は短期間でお金を増やすものではありません。コツコツと長く続けることが成功への近道です。焦らず、正しい知識と経験を積んでいきましょう。
このように、失敗例を知っておくことで、自分の判断力を磨くことができます。これから投資を始める人も、すでに始めている人も、ぜひ参考にしてみてください。
コメント