REIT(不動産投資信託)とは?メリット・デメリット解説

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REIT(リート)とは何か

REIT(リート)とは、不動産投資信託のことです。たくさんの人からお金を集めて、大きなビルやマンション、ショッピングモールなどの不動産に投資し、その利益を分け合う仕組みです。

たとえば、1人で数億円のビルを買うのは難しいですが、100人でお金を出し合えば、1人あたりの負担は小さくなります。このように、小さな資金で大きな不動産に間接的に投資できるのがREITです。

日本では「J-REIT(ジェイリート)」と呼ばれ、東京証券取引所に上場しており、株式と同じように売買できます。

REITの仕組みを図で解説

以下の図でREITの流れを簡単に見てみましょう。

このように、投資家は不動産を直接所有するのではなく、REITを通じて間接的に利益を得ます。

REITのメリット

REITにはいくつかの大きなメリットがあります。

1 小額から投資できる
REITは1万円程度から買えるものもあります。高額な不動産を買わなくても、間接的に不動産投資ができるのが魅力です。

2 手間がかからない
不動産を個人で所有すると、管理や修理などの手間がかかりますが、REITなら専門の会社が運用してくれるため手間いらずです。

3 利回りが比較的高い
REITは賃貸収入などの利益を投資家に分配するため、利回り(年にどれだけ増えるか)が比較的高めです。年3〜5%程度の銘柄もあります。

4 株式のように売買できる
REITは証券取引所に上場しており、株式と同じように自由に売ったり買ったりできます。現金化しやすいのもポイントです。

REITのデメリット

一方で、REITには注意すべきデメリットもあります。

1 元本割れのリスクがある
REITの価格は日々変動します。不動産市場の状況や経済の変化により、購入時より価格が下がることもあります。

2 自分で物件を選べない
REITでは、どんな不動産に投資するかを自分で選ぶことはできません。運用会社に任せる形になるため、細かいコントロールはできません。

3 分配金が減ることがある
景気が悪くなると、テナントが減ったり家賃が下がったりして、分配金が減ることもあります。安定しているように見えてもリスクはゼロではありません。

他の投資との違いを表で比較

以下の表は、REITと他の代表的な投資の特徴を比べたものです。

投資の種類 最低投資額 売買のしやすさ 管理の手間 利回りの目安
株式投資 数千円〜 とても簡単 なし 約2〜4%
不動産購入 数百万円〜 難しい 多い 約4〜7%
REIT 1万円〜 簡単 なし 約3〜5%

このように、REITは手軽さと利回りのバランスが良い投資手段だといえます。

REITに向いている人は?

REITはこんな人におすすめです。

  • 投資初心者で、まずは少額から始めてみたい人
  • 不動産に興味があるけど、自分で物件を買うのは難しい人
  • 安定した配当収入を得たい人
  • 株式や債券以外の投資先を探している人

一方で、短期間で大きな利益を狙う人や、自分で不動産を選びたい人にはあまり向いていません。

まとめ

REITは、手軽に不動産に投資できる仕組みです。少ない資金でも始められ、管理の手間もかかりません。安定した配当を得たい人や、分散投資をしたい人にとっては魅力的な選択肢になります。

ただし、価格が変動したり、分配金が減るリスクもあります。メリットとデメリットをしっかり理解した上で、自分に合った投資方法として活用していきましょう。

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